迂鈍逃避行

乗り鉄降り鉄兼駅名標鉄がお送りする忘備録ブログ、基本日曜に更新。
一応はTwitterの補完という位置付け。
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2016年06月

野生アザラシですよ、野生アザラシ!!!
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唐突に北海道旅行ネタを持ち出すスタイル、
暑くなってきたので涼しくなれそうな記事をぱっと出し。
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北海道は最北端にある稚内市、稚内の市街地から海沿いを西下した場所に抜海という名の集落があります。
集落の半分を漁港が占めるかと思われるこの抜海、小さな集落ではありますが知名度はそこそこ高いでしょう。
1つは抜海駅の存在。日本最北端の無人駅であり、稚内市中心駅の隣駅ながら駅周囲には広大な原野と防風林のみが広がる為秘境駅としても知られています。
2つはこの記事にもあるようにアザラシです。人口二桁の抜海集落は漁村らしく、先程にも記した通り集落の面積の大半は漁港が占めています。
名を抜海港と云うこの港の西部に野生アザラシの越冬地が存在するのです。
同じ「抜海」を名乗ってはいる物の駅から港までは往復5kmは歩かないといけませんが、雄大な大自然を一目見る為に体を張る価値はありました。
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稚内のホテルに荷物を置き、宗谷岬経由で抜海駅へ。
この駅は1日に上下とも5本しか列車が止まりませんが、
抜海14:28着の上りから抜海16:33発の下りまで滞在するのが最適と判断しそれに乗車。
なお2016年3月改正の現行ダイヤだと上り4本下り3本、
しかも微妙な時間にしか列車が無いので片道はタクシーを使う等
鉄道以外の交通手段を使った方が良いでしょう。
辛うじて使えそうなのは抜海05:29着の上りから抜海07:44の下りまで滞在、
または抜海07:44着の下りから抜海11:39の下りまで滞在というプランでしょうか。
前者は宿をかなり早めに出なければいけない上早朝はセコマが閉まっているので前日に朝食の調達をする必要があり、
後者は音威子府以北に宿を取らないと抜海07:44着の列車に乗車できないという制約が付きます。
最悪豊富から勇知辺りの民宿に泊まり、車を出して貰うという手段もあるでしょう。
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駅前通りをまっすぐ進んでオロロンラインを左折しひたすら道のりに進みます。
前々からオロロンラインに行ってみたいとは思っていましたが、まさか初訪問が徒歩になるとは思いも寄りませんでした。
ちなみに風防こそあれど海風が常時吹きっぱなしなので十分な防寒対策を取っておかないと旅先で風邪を引く事になるかと。
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絵葉書で見た事のあるような雄大な景色を眺めながら30分ほど歩くと抜海集落に到着。
集落の十字路を直進すると抜海港へに突き当たります。
海面が凍っているのを見ると年中穏やかな瀬戸内海と同じ海とはとても思えません。
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抜海港に突き当たったら右折、アザラシ観察所という看板が立っている交差点を更に右折。
港湾工事現場を左手に眺めながら雪山を無理矢理乗り越えるとようやく野生アザラシとご対面です。
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到達方法とアザラシ越冬地の場所が非常に分かりにくく、他サイトにも地図が見当たらずに難儀したので一応GoogleMapのスクショを置いておきます。
赤丸で囲んだ場所がアザラシ越冬地、越冬地自体は立入禁止なので対岸が最接近可能地点です。
そして・・・
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アザラシほんまにおるやん!!!!!!!!!!
野生やん!!!!!!!!!!
かわいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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寒さに耐え抜き駅から30分雪道を歩いた疲れが一気に吹き飛びました。
あたり一面のアザラシ畑です、大興奮です。
この越冬地にやってくるアザラシはゴマフアザラシ(胡麻斑海豹)、水族館とかでよく見掛けるアイツです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%9E%E3%83%95%E3%82%A2%E3%82%B6%E3%83%A9%E3%82%B7
地元近辺だと須磨海浜水族園にも居たはず・・・と言うと一気に有り難みが薄れますが、
狭い水槽の中で暮らしているのと野生でうじゃうじゃしてるのが気ままに泳いでるのとでは大違いです。
野生のほうが抜群に癒やされます、某曲の「殺伐としたゴマフアザラシ」というフレーズが脳裏をよぎりましたが全く殺伐してないです。かわいい。
こんなに数が居るんやし、一匹くらい・・・持って帰ってもバレへんか・・・(適当)
(確か須磨海浜水族園では直接触れたはずなのでその点に関してはそちらに軍配が上がりますが)

動画も撮ってきたので置いておきます、風が強かったので風切り音が耳障りです。

風が若干弱まった時に撮ったやつ、アザラシが泳いで水の跳ねる音が入っています。
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列車の時間と体力の限界が近づいてきたので撤退。
集落内で道に迷ったせいで30分ほどしか滞在できませんでしたが、結果としては大満足でした。
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そして帰り道、アザラシ見てHP回復したとはいえ寒いもんは寒いんです。またHPが削られ始めます。
駅までの道が行きよりも遥かに長く感じました、行きは良い良い帰りは怖いとはよく言ったものです。
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オロロンラインから駅前通まで戻ってきた時、背後には夕色に染まり始めた広い空が広がっていました。
同じような景色ばかり見て滅入りそうになっていたタイミングだったので感動もひとしお。
冬の北海道の大自然を大いに満喫した一日となったのでした。
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そういえば配色が同じだね、似合ってるねというだけのお話。
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北海道からの帰りに八戸で撮影。
ラッピング電車は数多く存在すれど、コンビニの広告電車というのは初めて見た気がします。
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efWINGを履いた国鉄型とかいう訳分からない車両
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香川にうどんを食べに行った道中、多度津の側線に7200系が鎮座しているという情報をキャッチしたので行ってきました。
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台車にデザインを取り入れる時代の到来ですか・・・格好良いですね。
なんと言っても7200系の一番の特徴であろうefWINGが見たかったので手前に止まっていた113系が出庫していくまで待機、
前に121系で試運転をしていた時の物とは色も形状も違いますね。
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台車形式はAG46、McTc共通でした。
細かい説明は他ブログに丸投げするとして以下に詳細写真を投げておきます。
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台車枠周辺
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連結部分、LEDは正面側面共に1/80が限界でした。
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7200系四カマR03編成、車番は1から振り直す訳ではないんですね。
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跨線橋からの面縦、スカートには7203の文字。
組成は ←松山 Tc703-Mc7203 高松→ です。
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乗り鉄として気になるのが乗り心地、まあ元より悪いって事は無いでしょう。
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その元たるDT21T、高速走行時の揺れが酷いんですよねーコイツは・・・
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国鉄色から四国色を経て国鉄色もどきの似非新車へと進化した元121系、
そろそろデビューとの噂が絶えませんが営業運転開始はいつになるのでしょうか。
そして何故白帯の下に青帯でなく緑帯を配したのでしょうか。
疑問と興味が尽きない四国の新星、その活躍に期待しましょう。
ところで記事を書き終わってから気付きましたがコイツ前後で電連の段数違うんですね。
6000系と同じくTcが2段って事は7000系との併結運用・6000系の代打としての運用も考えてるんでしょうか。

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