迂鈍逃避行

乗り鉄降り鉄兼駅名標鉄がお送りする忘備録ブログ、基本日曜に更新。
一応はTwitterの補完という位置付け。
1に阪神2に山陽、3時のおやつは文明堂。

2014年02月

013
 
一見なんの変哲もない駅名標に見えますが…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
012
 
一歩下がって見るとこの通りコンクリート壁にひっついてます。
枠を外して駅名の部分だけを壁に貼るんじゃ駄目だったんでしょうかね?

下郡駅には第二種・第四種駅名標がありません。
  
122

 
2006年11月に訪問した際には確実に待合室横にあったはずなのですが、2012年8月に訪問した際には跡形もなくなっていました。
待合室が新しくなっていたので建て替えに伴う撤去だと思われます。
しかし、JR北海道やJR四国の秘境駅にでも第二種・第四種どちらかの駅名標は建てられています。
いくら前時代的な車両が走っていた盲腸線の田舎駅とはいえ衝撃でした。
一応待合室上部に第一種(駅舎の上にある看板タイプ)、電柱に写真の第三種(柱備え付けの縦細長いタイプ)があるのですが、物足りないのは自分だけでしょうか…

釜石駅のJRのホームには、ホームと垂直方向(つまり枕木と並行)にある駅名標がありました。
 
1475

 
ホームと垂直方向というだけならローカル線の終着駅などで稀に見掛けます。
しかし、「JR型の内照式で隣駅表示がないタイプの物」はここと横手以外見たことがありません。
更に、自分が訪問した2012年8月10日には通常のホーム・線路と並行方向にある駅名標がありませんでした。
2013年4月頃に通常タイプの駅名標が設置されましたが、この時点では画像の駅名標も残っていたと思われます。
ところが2013年10月には「エスペラント愛称名」付きの新しいデザインに全駅名標の置き換えを発表し、
2014年2月現在では既に置き換えが完了しているという事です。
今でもこの駅名標が残っているかは謎ですが、終着駅らしくて好きなデザインでした。

2014年春改正での廃駅が決定している八ツ森(臨)の駅名標。
 
やつもり(八ツ森)[1・臨]
 
ここには今でも仮乗降場時代の駅名標が残っています。
八ツ森が仮乗降場から臨時駅に昇格したのが1987年なので間違いなく国鉄時代の駅名標でしょう。
仮乗降場の駅名標というのは一般駅の駅名標よりも二回り小さいサイズで簡素な作りの物が多いと思っていましたが、
ここ八ツ森は昔は乗降客が多かったのもあってか普通の駅と変わらないサイズですね。
現役の駅名標で「仮乗降場」表記が見られるのも残り僅かです。

見ての通りJR九州の諫早駅2・3番ホームに残存する国鉄型駅名標です。
 
375

 
 
国鉄時代からの駅名標って第四種(自立式)が残っているところは地方に行くと結構多いんですが
第二種(吊り下げ式)、それも内照式となると非常に珍しいんですよね…
他にぱっと思い浮かぶのが阿蘇、日田、田川後藤寺と釧路くらいしかありません。
残存例が九州に多く、JR九州管内だと他の駅にも残存していそうです。

一日1つは記事を書こう、という事で記念すべき最初の記事は駅名標ネタ

011
 

北伊丹駅には駅本屋・電留線脇に国鉄型の駅名標が現存しています。
何故ここだけ残ったのかは不明、昭和末期までホーム東にあった貨物ホーム関連でしょうか?
なんにせよ大都市近郊からほど近くに国鉄時代の駅名標が現存しているのは非常に珍しい事象です。

う‐どん 【迂鈍】
 
[形動][文]愚かで役に立たないさま。世事にうとくてのろいさま。


「役に立たない、鈍い、世事に疎い。」

鉄道旅行をしているとこの熟語はローカル線その物に思えてくる。
世事に疎いという言葉の通り設備は本線に見劣りし、速度は概して鈍い。
旅行時のショートカットとしても役には立たない。

ところが、ローカル線は迂鈍だからこそ面白い。
急ぐだけでは旅が移動手段になってしまうし、世事に疎ければ歴史を感じ取れる。
ショートカットとして役に立たずとも、それ自体を目的として旅をすれば面白さはぐんと増す。

役に立たなくていいじゃないか、鈍くても世事に疎くてもいいじゃないか。

迂鈍でいい、ゆっくり旅を楽しもう。









とここまでカッコつけて書いてみましたが「うどん」と「迂鈍」を掛けているだけで他に意味はありません。
ええ、こじつけです()
前にもブログはやっていたのですがネタが尽きて放置→削除…新しく始めることにした次第です。
旅行記、忘備録を基本として小ネタや写真を挟む形のTwitterの補完という位置付けでやって行こうかと。
何はともあれ以後よろしくお願いします( ◠‿◠ )

↑このページのトップヘ